ペッパーランチといえば、心斎橋店の店長が深夜一人で来店した若い女性客を拉致して強姦するという信じられないことを起こしたとんでもない会社、というイメージが焼きついている。
心斎橋店はその後廃業して跡形もなく消え去ったが、今度は病原性大腸菌O157による食中毒事件を起こしてしまった。
下痢や腹痛を起こしたのは角切りステーキを食べた東京、大阪、京都、埼玉、奈良、山口、愛媛の店舗で食事をした客11人。
岐阜県の「大垣食肉供給センター協同組合」で加工されたものが全国の店舗に配送されていたようだ。
O157といえば、13年前に大阪・堺市では学校給食に出された貝割れダイコンが原因と濡れ衣を着せられたことがあった。本当は近くにあった屠畜場が関係している、といわれたが当時は食肉業界のドンの圧力でうやむやになった経緯がある。
今回のペッパーランチの食中毒事件を教訓にして欲しいのがスーパーサタケ。
夕方買ったばかりのエリンギを料理しようとパックから取り出したところ、異臭を放っている。
茎からねばっこい汁が出ている。
日付を確認すると賞味期限もない。
すぐにレシートを持ってスーパーへ行った。
サービスカウンターで応対に出たのは若いお姉ちゃん。
「これ傷んでるよ」
「返金ですか、商品交換ですか?」ときた。
「返金で」
「はいかしこまりました」
腐りかけのものが売られているので注意しに来たのに返金処理だけで済ませようとしている。
「これ、今買ったばっかりだから他にも傷んでいるのがないか調べたほうがいいよ」
「じゃ、担当の者にいってきます」とカウンターを離れた。
てっきり野菜売り場の責任者でも連れてくるのかと思ったら一人で帰ってきて、返金処理だけ。まるで危機感がない。彼女は返金処理することしか頭にないようだ。
返金してもらってすぐにエリンギ売り場を覗くと、検品している様子もない。
改めて、一つ一つ商品をチェックして見ると粘っこい汁が出ているものが数パックもあった。
6月から毎日通っているスーパーだけにがっかり。
恐らく、このことは店長まで伝わってないだろうな。
競争が激しいスーパーにあって、こんな些細なことがやがては命取りになる。
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