発生当初は豚インフルエンザと呼ばれていたのに、いつの間にか新型インフルエンザに呼び名が変わってしまった。これは豚肉に対する風評被害を防ぐためのものと思われる。
舛添厚生労働大臣によると、国民の「慢心」によって夏場での感染が拡大した新型インフルエンザだが、国立感染症研究所が21日に発表した1医療機関あたりの新型インフルエンザ患者数が全国平均で1.69人に達している。
これは1.00人来たら流行といわれており、それを大きく上回っている。
中でも、突出しているのが沖縄の29.60人。2位の奈良の2.96人を大きく引き離している。
では、ナゼ沖縄がこんなに異常なのか?
それを解明した正確な理由はどこからも発表されていない。
一説には沖縄は亜熱帯地域なのでクーラーを使う時期が長いから、というのがある。
医療関係者によると「暑いのでクーラーはいつもつけっぱなし。若い子でも室内用の上着を持ち歩くほど。気温が下がり乾燥するので感染の条件は整う」。
これはもっともらしい理由だが、夏になれば、沖縄以外でもクーラーはかけっぱなし。
あるいは、沖縄は季節性のインフルエンザの患者が少なかったので、「新型インフルエンザに対して免疫力がなかった説」。
新型インフルエンザは誰もが免疫を持っていない。
さらには、新型インフルエンザの流行地となったアメリカから米兵が持ち込んだ説など、決定打のない憶測だけが飛ぶ。
青山繁晴はテレビでついつい口を滑らせてしまったのが、養豚農家説。
「豚肉は食べても感染しない」と前置き。
沖縄は豚肉の消費量が全国一。
豚肉を使った代表的な料理はミミガー、テビチ、ラフテー、中身汁、ソーキ、スーチーカー、チーイリチー、と多彩。
よって養豚場が多い。詳細は語らなかったが新型インフルエンザは豚から感染するので当初は豚インフルエンザ、と呼ばれていた。その原点に返った、ということか。
原因が分かれば対策も立てられる。
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