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by tetorayade

叱る監視員

1年ぶりの市民プールは、去年より幾分雰囲気が変わっていた。

まず、入場口。例年なら学生のバイトが座っているのだが、これがオヤジ。ロッカーキーの渡し方も慣れていないらしく、連番で渡してしまう。

そうするとどういうことになるか。

狭いロッカー通路は人であふれ、着替えもスムーズにできない。ロッカーキーは番号を散らして渡すのが常識。

プールサイドの路面が、クッション性のあるものに張りかえられている。

それはいいのだが、これが直射日光を浴びてゴムがこげた臭いがする。屋外でも路面がずっと焼かれているので、臭いがどんどん発生するので、臭いが消えない。

1年ぶりに泳ぐが、50メートルで息切れすることはなかった。

一番変わったのが監視員。

こちらもいつもなら、学生のバイトだが、中年のオヤジが2人加わっている。

オヤジが本領を発揮したのは、繰り返し放送して注意を促しているにも関わらず、プールに飛び込んだ男の子を発見したときだ。

学生なら「飛び込まないでください」で終わるのだが、このオヤジは違った。

「今、飛び込んだ子!ちょっと上がりさい。君、君だよ。早く上がりなさい!」とプールサイドに男の子を上げさすと、大きな声で叱りはじめた。

「飛び込んで人に当たったら大怪我をするじゃないか。そんなことも分からないのか!それなら泳がなくてもいい!分かっているのか」

時間にして結構長く叱られている。

それを観た父親らしき茶髪の男が近づいてきた。

何をするのかと思ったら、プールサイドにまいていた水道のホースをつかむと、何かしようとしている。

「もう、水は全部まきましたから」と茶髪男にいうと、茶髪男はふてぶてしくホースを投げつけた。

そして、おもむろに子供に近づくと顔面に平手打ちを食らわせ、元いたテントサイトのベンチに引き上げていった。

今度は監視員が茶髪男に帽子をとって「すいませんでした。注意は必要なものですから」と謝った。

プールサイドで立ちすくむ男の子の肩を2~3度ポンポンと叩きながら、小声でフォローを入れている。

この監視員はその後も「プールサイドは走らない!」と大きな通る声でルールを守らない子供を注意した。

子供たちもこの監視員の注意だけは聞かないと「叱られる」と脳裏に焼きついたはずだ。

叱る先生や叱る大人が少なくなった中で、昔の学校の風景を見ているかのようだった。

この監視員はただものではない。

学校の先生経験者で退職後のシルバー人材センターから派遣されてきた監視員?かと想像を膨らませた。

最後に残念な風景が待っていた。

のどの渇きを潤すのに帰り道、タバコ屋の自販機でコーラを買うのがささやかな楽しみだった。ここの自販機は120円で500ml缶が出てくるからだ。

街中のタバコ屋がタスポの影響で閉店する中、ここもご多分に漏れることはなかった。

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by tetorayade | 2009-08-09 09:55 | 私的ネタ