「TAKUROU YOSIDA Hava Nice Day LIVE 2009」と銘打ち、自身の生涯ファイナルツアーの最後はつま恋、と決め6月から全国10会場のコンサートを開始した吉田拓郎。
皮切りとなった名古屋から4会場のコンサートを終え、7月8日の大阪を体調不良から急きょ中止。
病気療養に専念して、25日のつま恋に賭けていたが、静岡へ向かう車の中で体調不良を訴え「断念した」という。
タバコや酒をひかえコンサートで22曲歌うために体調管理していたが、「慢性気管支炎急性憎悪」が完治していないことが判明した。
自宅療養を続けた結果、日常生活では支障がないものの、車での移動や実際のステージは困難、と判断を下さざるを得なかったようだ。
拓郎といえばつま恋、つま恋といえば拓郎、といわれるほどで、本人が一番悔しい思いをしていることだろう。
これに伴い、追加公演となった8月3日の東京・NHKホールも中止になった。
これで10会場中、6会場が中止になった。
ツアーコンサートには大勢の裏方が、会場の設営やチケット販売に動いている。
ファンや裏方の人たちのことを想うと、このままでは終われない…と悔しさを胸にしていたら療養には専念できない、と思う。
気持ちを楽に。
若い頃の拓郎なら「ステージの上で死ねたら本望」といって強行したかも知れないが、元気な姿で帰ってくることをファンは望んでいる。
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