都議選の大敗を受けて、総括しようとしない麻生総理に対して、「誰かが責任を取らなければならない。今の自民党にはない新しいエネルギーが欲しかった。東国原知事の擁立は比例区でのうわずみを考えた。私が浅はかだった」と古賀選対委員長が突然辞任してしまった。
都議選の敗北要因の一つに、東国原知事の出馬要請があったことは否めない。
国民の8割が国政への転身を反対しているだけでなく、自民党内からも大反発があった。自民党内にあたかも優秀な人材がいなくて、旬の人気者の力を借りなければ総選挙を戦えないのか、との批判を浴びた。
古賀選対委員長は東国原知事擁立の条件として、総務大臣ポストを用意していたが、スキャンダルを心配して白紙に戻された、ともいわれている。
行き場を失った東国原知事は、国政転身への芽を完全に断たれた。
東国原知事の総裁候補要請騒動がなくても、自民党は都議選で負けていたはず。
東国原知事は12日付けの自身のブログで次の総選挙が郵政解散選挙の時のように「政権交代」というワンフレーズ選挙になっていることを次のように危惧している。
「政権交代のリスクとコストは高い。我々国民はそれなりの覚悟と責任が必要であり、それ無き投票行動の暴走は危険である」と指摘。
大衆扇動の役目を果たしているのがメディアで、その責任を取れるのか、と結んでいる。
その一方で、地元宮崎でも人気は急降下している。
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