息子が1年半ほど前に買った中古のYB-1が満身創痍だ。
年式は定かではない。
2000年からは環境問題で4ストになるが、2ストということは発売された96年から99年の年式になる。
ということは10年以上は経っている。
今年になって前後のブレーキシューを交換したのを手始めに、電気系統の故障からメーターのランプや燃料計の針が動かなくなっていたのを修理に出した。
その後、経年劣化というか金属疲労によるひび割れから、後部の左ウインカーの取付金具がちぎれた。右の取付金具もひびが入っているので時間の問題。
さらに、エンジンオイルのキャップがプラスチックなのに金属疲労のようにちぎれた。走行中に金属疲労で車体のどこかがちぎれたら一巻の終わりになってしまう。
そして、魔の手はついにはエンジン系統へ。
山越えの長い坂を上っていた。トップでも楽々上れていたのに、急にエンジンが吹き上がらなくなり、どんどんエンジンの回転数が落ちていく。エンジン音も明らかにおかしい。エンジンから空気が抜けているかのようで、サードに落としても吹き上がらない。
やばいと思い引き返す。
長い下り坂を降り、平地に入る。スロットの動作通りに吹き上がり、スピードも出る。まったく問題がない。
ところが上り坂となると、途中からエンジンが悲鳴を上げ、坂を上るスピードがガクン、と落ちる。シフトダウンしてもエンジン音がうなるだけで、クラッチが切れたかのようにパワーが出ない。
とりあえず、修理に出す。
ネットで調べてみるとマフラーの詰まりが原因のようなことも書いている。
中に溜まったカーボンを焼き落とすか、マフラー交換。
そういえば、真っ白い煙を撒き散らしながら走っている。
4ストでも排ガス規制強化基準に対応できず、YB-1は2007年で生産中止となっている。
追記
マフラーではなく、プラグ交換で完了。
テストで山道へ。上り坂でパワーが落ちることもなく、スムーズに上りきるようになった。プラグ交換で済むなんて思ってみなかった。
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