中国とは共産党一党独裁体制を維持するために、党にとって困る情報は統制するのが慣例だと思えば、今回の中国中央テレビの新社屋の高層ビル火災もなんとなく分かってくる。
竣工間近の30階建ての高層ビルが一瞬にして火の海と化した大惨事だというのに、中国からの情報はほとんど流れてこない。
原因は旧正月を祝う爆竹・花火が引火したことで、それを打ち上げていた中国中央テレビのグループも特定して拘束している、という。
わらぶき小屋でもあるまいし、花火ぐらいでビルが火事になるということが納得できない。しかも火災は高層階から起きている、というが窓が開いていてそこから火種が入った?
報道ステーションでなぜ、一気にビル全体に燃え広がったかを解説していたが、ビル内の中央部がアトリウム構造で空気の通りが非常によかったために下層階へも一気に燃え広がったようだ。
火災が起こってしまったことは隠しようがない事実なので、報道したが国営新華社通信の記事だけを掲載するように情報統制が始まっている。
未解決の毒餃子事件は天洋食品を首切りされた不満分子による犯行説が有力なように、中国中央テレビに対する不満分子の仕業かも知れない。
火災映像を見ていると爆発炎上しているようにも思える。
竣工間近での丸焼け。
長文の記事を書いていて操作ミスで文章が一瞬のうちに消えた時のような焦燥感だろうか。
完全にぶっ壊して、また建て直すのか、骨組みは残してやり直すのか、壊して更地か、そのまま放置か。選択肢は4つ。
従来のチャイナクオリティーなら骨組みを使って内装をやり直しだろうが、上海万博も控えており、国の威信もかかっているので、いったん解体して建て直しだろう。
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