自民党内から自民党を崩壊させる。
民主党の小沢代表はその時を虎視眈々として狙っている。内閣不信任案をいつ提出するのかが注目されているが、その鍵を握っているのが渡辺喜美元行革担当大臣だといわれている。
民主党が提出した衆院解散要求決議案に与党でただ一人賛成したことを見ても分かるように、民主党とつながっている。
ここまで露骨でないにしても、小沢代表と与謝野馨経済財政政策担当大臣が裏で密約。リベラル派の菅直人と加藤紘一、山拓のコンビ。さらに前原誠司と小泉改革路線継承派の中川秀直、小池百合子→その先には小泉チルドレンの83人が控えている。
もし、次の総選挙で民主党が政権を獲ったら、自民党から大臣を起用する青写真が出来上がっているようだが、その最右翼が渡辺喜美だ。
歴史は繰り返す。
94年、細川護煕内閣退陣の際、新生党の小沢一郎は渡辺美智雄に対して、自民党離党を条件に首相就任を打診されたことがあった。本人は一時はその気になったが、渡辺美智雄にくっついていく離党者が少なかったために断念した経緯がある。
親子二代に亘って小沢一郎は渡辺を口説き落としていることになる。
親父が果たせなかった夢を渡辺喜美はつかむことができるのか?
小沢代表は自分を裏切った自民党崩壊に執念を燃やす。自民党を崩壊させることだけが目的というなら寂しい話だ。
人気ランキング