朝日放送のムーブが来年3月で打ち切られるようだ。
平日の帯で夕方の番組なので普段はほとんど観ることはないが、たまに祝日の日にチャンネルを合わせるぐらい。
報道番組色が強く、広島ドッグパークの問題を取り上げているのを観たことがある。
社会保険庁の年金不正免除問題をはじめとする年金問題はこの番組のスクープらしい。こんな良質の番組を夕方放送していたことがもったいないぐらいで、サラリーマンも視聴できる午後11時以降にやってもらいたいものだ。
で、打ち切りの理由はスポンサーが下りることが原因のようだ。
これで失業するのが、芸能レポーターの井上公造とコラムニストの勝谷誠彦。
井上公造は関西ローカル局の窮状をこうぶちまける。
「出演者はそれまで新幹線はグリーン車だったのに、それが普通車に変わった。駅からの移動もタクシーだったものが電車になった。番組スタッフではなく出演者ですらこんな待遇です」
ちなみに、井上公造は金曜日担当のレギュラーだった。これで金曜日の大阪のスケジュールが空く。
たかじんに金曜日収録しているそこまで言って委員会に出してもらえるように、さかんにアピールしていたが「番組のキャラが違う」と一蹴された。
芸能レポーターの井上公造は来年3月にムーブを含めて3本のレギュラー番組が打ち切られる。
そもそも最近のタレントは会見を開かず、結婚問題もブログで発表するようになった。そのおかげで芸能レポーターという職業が存在価値が薄れていっている。
加えて、芸能人が結婚しようが離婚しようが、どうでもいい問題。それを公共の電波を使って流す時代ではなくなった。
一方の勝谷誠彦も何本かレギュラーを失うが、元々はコラムニストなのでテレビ番組はおまけのようなものなのか、「テレビなんか出んでもええねん」と至って強気。
さらに、こんな爆弾発言をかました。
「テレビも新聞も全部潰れる!」
ローカル局はどこも低予算で番組を制作しているわけだが、関西が一つの番組を10人程度で作っているとしたら、東京キー局はその10倍のスタッフがいる、という。しかし、潤沢な予算があった時代の話で、もうそれも終わりだろう。
スタジオのセットにしても関西はすべて手動に対して関東は電動。予算が一桁違っていたわけだが、広告収入減は東京キー局をも直撃している。
羽振りのよかった東京キー局も、芸能レポーターが職を失い、やがてテレビ東京化していく。
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