梅毒にかかった風俗ライターの続編。
性病科の病院へ通っているうちに、一人の患者さんと話すようになった。
年齢は還暦を超えて、定年退職して1600万円の退職金を手にしていた。20年前に離婚。3人の息子は全員結婚している。
このおっさんが無類の風俗好き。精力絶倫。退職金を全部風俗につぎ込むつもりだった。
ところが、淋病にかかったのかと思って病院に行ったところエイズだったことが分かった。
エイズというショックより、生身ではエイズを移してしまうので風俗に通えなくなることの方がショックだった。
精力絶倫おやじは、そこで50万円もするオリエンタル工業の精巧なダッチワイを買った。
ところが、1回使って気分が萎えてしまった。
それは、使用後に自分でダッチワイフの局部を始めとして、洗ってメンテすることにアホらしくなってきた。
今は一人暮らしで、普段は箱の中に入れているが、もし、エイズで死んだ時に、このダッチワイフの存在を息子たちに知られることが嫌で嫌でたまらなくなった。
それで売ることも考えているのだが、果たして人が使ったダッチワイフを買う人はいるのか?という疑問も湧いてきている。
普通に考えたら、洗っていてもおっさんが舐めまわしたダッチワイフを買うもの好きもいないだろうに。
普段は使っていない自宅の裏山に車を廃車して放置していた。
洗車して磨けばまだまだ使えそうなボルボだが、不審車両の臭いがプンプンする。
地元所轄から車の持ち主に呼び出しがかかった。
トランクの中に変なものが入っていないかを確認するためだった。
車で3時間の距離を移動して、所轄に出頭した。
免許証を見せて、事情を説明した。
車のカギはないので、開けることもできない。
現地確認することなく、話はそれで終わった。
ちゃんちゃん。
行革大臣の河野太郎はやっぱり変人だ。
変人に加え、社会人としての常識がない。大人のマナー教室で先生から激怒されること間違いなし。
それが国会中継などでもおなじみの黄色いスポーツ時計だ。
そういうオフィシャルな場で付ける時計ではないことは子供でも分かりそうなものだ。
行革では辣腕を揮っているようだが、説得力がないな。
黄色い腕時計と一緒で目立つだけで、中身がない。
世の中、運の悪い人がいる。
今晩(11.14)新婚旅行でパリに立とうとしているカップルがいる。
今、パリは劇場やスタジアムで多発テロが発生しており、市民ら153人余りが犠牲になった。
オランド大統領は非常事態宣言を発表して、国境封鎖に出た。市民にも家の外に出ないよう呼びかけている。
この事態を受けて、カップルにフランス行きを止めるように家族が説得しているが、楽しみにしていた新婦の方が首を縦に振らなかった。
パリ在住の親せきが、現地案内をする予定だったが、親せきも危険だから案内はしない、といっているにも関わらず頑なだ。
日本政府もフランス渡航の際はテロの標的となるような施設には近づかないように呼びかけている。
一生の思い出となる新婚旅行。どうしても行きたい、という花嫁の気持ちも分からないでもないが、行ったら行った、中止にしたら、中止にしたで、今後二人の間に亀裂が入らないか、と親戚たちは心配している。
最初は親せきの説得を聞き入れなかった花嫁であったが、旅行代理店がフランス行きのツアーを中止するのを見て、ようやく意を決したようだ。
スーパーで弁当を買った人の話。
この弁当を買っていざ、食べようとしたら、エビフライにかけるソースがないことに気づいた。
「弁当にソースが入ってないよ」
「はい、分かりました。上にいっておきます」
「この弁当にはソースを入れないのか?」
「…」
「このまま食べろということか?」
「上にいっときます」
「そうじゃないだろ」
ソースを入れ忘れたことを素直に認め、謝ればいいだけなのに、融通の利かない返事ばかりをするアルバイトにだんだん切れてきた。
で、やっともらったソース。
エビフライにはソースよりも、タルタルソースかマヨネーズの方が自分的には好みだ。