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by tetorayade

TBSが筑紫哲也氏を特番で追悼

筑紫哲也氏に「TBSは死んだ」といわれたTBSが氏の追悼番組を2時間も割いて放送した。1人のジャーナリストの死に対してゴールデンタイムの2時間枠は異例中の異例の番組だった。

ここ最近は何かと問題が多く、ねつ造のTBSと評判を落としていたが、「報道のTBS」の気概を見せた。

でも、観たのは番組の頭とケツだけだった。

現ニュース23の膳場貴子アナをメイン司会者に、戦友でもあったジャーナリストの立花隆氏、前アシスタントの草野満代アナらが出演して在りし日の筑紫氏を悼んだ。

ゲストの草野アナは長らく番組を一緒にやってきたので、ことあるごとに当時を思い出したのか、大粒の涙を流していたが、司会進行役の膳場アナはいささかも動じることなく、司会進行役を続けた。

本当は膳場アナの涙を見たかった。

そこは番組を進めるプロの役割に徹したのかもしれないが、心情的には膳場アナにも人間味というか脱NHKというか、短い間だったとはいえ一緒に仕事をしてきた戦友として涙のひとつも欲しかった。

番組の山場は最後の多事争論だった。

「テレビにおけるコメントは30秒が限界の中で、90秒は3倍の長さ。それでもいいたいことをいえたことはない。説得力もなかった。それは18年間なかった。
中略
政治の世界を見ると、この国にガタがきている。暗い。凋落感が広がっている。
中略
病気をしてテレビから距離を置いて気づいた。
政治とは世代間のパイを奪い合うことである。それが若い人に行くのか、高齢者のためにお金を使うのか。
それがどちらにも行っていない。
未来にも過去にも投資していない。
中略
癌になってわかったことは、本来使うべきエネルギーが癌に取られ、本来使われるべきところにエネルギーが使われていないこと。
日本も癌に侵されている。敵はなかなかしぶとい。敵は分かっているが、それに向かって戦うか、負けるか。
これぐらい喋るとやや欲求不満も解消される」

番組の最後は井上陽水がキャスターではなく、最後まで新聞記者だった筑紫氏に「最後のニュース」という歌をささげた。

 ♪今あなたに、グッナイト
 ♪ただ、あなたにグッバイ

濃い大きなサングラスで顔の表情は読み取れないが、井上陽水がこのフレーズで涙声になっていた。

こんな特番を組んでもらえるキャスターは筑紫氏が最後だろう。

お疲れ様でした。

合掌

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Commented by バッキー at 2008-11-12 12:54 x
私も昨夜はみてました。全部じゃありませんが。
亡くなって数日後には特番のはやわざ、TBSもXデーに備えていたようですね。
筑紫さん、左からは神と崇められ右からは売国奴の取り扱い。どっちにしてもこれだけ影響を与えたキャスターは希少でした。

気になるのは後釜の後藤キャスター、筑紫さんに負けてはならぬとばかり飛ばしすぎ。語気を強めた反権力の姿勢すら演技にみえてきます。
Commented by leaves at 2008-11-12 20:21 x
>善場アナ

膳場さんでしょう。

名前が違いますよ。

変換できなければ、「ぜぜ」と入力して変換してみてください。
「膳」と言う字が一発で出ますので。
Commented by tetorayade at 2008-11-12 23:08
>バッキーさん
そうですね。死んだら特番を流すことは生前に話し合いはしていたんでしょうね。癌をわずらっている鳥越、立花、筑紫の3氏の鼎談が実現しなかったことが唯一の心残りかもしれませんね。
Commented by tetorayade at 2008-11-12 23:10
>leaves さん
ありがとうございます。
さっそく直しました。
食い物ブログですか。いいですね。私もやっています。日記代わりに。
Commented by H at 2008-11-13 16:26 x
11行目まだ善場のままだけど
Commented by tetorayade at 2008-11-13 22:45
>H さん
細かな校正ありがとうございます。
このコメントから察すると…
by tetorayade | 2008-11-12 07:26 | 社会ネタ | Comments(6)