日々のニュースから業界ネタまでかきなぐります


by tetorayade

田母神問題が安倍首相時代だったら

田母神俊雄・前航空幕僚長の論文ネタにすっかり乗り遅れた。

現役の航空自衛隊のトップが「日本の侵略戦争はなかった」とする歴史観が村山談話と違っているので更迭され大問題になったあの論文だが、論文を募集したアパグループの元谷外志雄代表との関係が適切だったのか、という問題が浮上している。

元谷代表は「報道されない近現代史」という著書を出版している。

内容は
・発展を続けるプーチン帝国・ロシアの正体は?
・北朝鮮・龍川駅列車爆破の真相とは?
・日本を戦争に追い込んだソ連の陰謀とは?

この著書の出版パーティーがことし6月2日、千葉・幕張のホテルで開かれ、田母神氏は来賓としてあいさつしている。

で、応募論文のテーマが「真の近現代史観」。

アパグループの発祥地は石川県小松市。金沢市に本店を構える関係から、石川市にある第6航空団司令として着任した98年から元谷代表との親交が始まった、とされる。

アパが発行する月刊情報誌「アップルタウン」(公称5万5000部発行=関連業者強制購読)での99年4月号で
独立自衛の時代で対談。10月には後援会組織「空自小松基地金沢友の会」をアパの金沢本店内に事務局を置くなど急速に深い関係となっている。その後も情報誌内で3度ほど座談会に出席している。

ということは元谷代表は田母神氏の思想は熟知していたはず。

それをいうなら、アパグループと産経新聞の関係はどうなるのだろうか。

この論文の審査員の中には産経新聞の客員編集委員も含まれている。本人も新聞で審査員だったことを明かすと共に、235点の応募作品から社内審査で20数点がまず選ばれ、CDで送られてきた。すべての論文は筆者名が削除されていた、という。

田母神氏は論文の中で、産経新聞が発行する正論を引用する部分があったりで、保守系の審査員の思想が見事に合致した、ということ。最初からデキレースだったことが伺える。

いずれ、ほとぼりが冷めたころに田母神氏はアパグループの顧問に納まるのだろうか。
現役の幕僚長が政府見解と異なる論文を発表して、それが最優秀賞に選ばれれば、どうなるか予見できていたわけだから。

学校教育で正しい近代史・歴史認識を教えないから、元谷代表が私財を投じて伝えている、ということのようだ。

アパグループといえば帽子がトレードマークの不細工な社長が有名だったが、代表も一本筋が通ったところがある。

この問題が安倍首相時代に起こったらもっと違う展開になっていたかも知れない。元谷代表は安倍元首相の後援会「安晋会」の副会長を務めていた。

火種は首相のところまで飛び火していたはずだ。

人気ランキング
[PR]
Commented by yama at 2008-11-09 19:07 x
ヨーロッパ、(昔の)中国モンゴルがさんざんやってきた侵略戦争にあとから参入したという表現が妥当だと思うが、この幕僚長はやっぱり変です。
持論を発表する場がおかしいし、退官してからやればいいだけの
ことだと思います。
Commented by tetorayade at 2008-11-09 22:39
>yama さん
アパグループの懸賞論文ということろが、ミソ。
現役の自衛官は自虐史観の中で、旧日本軍との決別ができるものが出世できる中で、田母神氏は突然変異らしいですね。
航空自衛隊というところが陸上や海上との違いのようですが。
by tetorayade | 2008-11-09 11:42 | 社会ネタ | Comments(2)