普段、漫画を観ることはない。もちろん、テレビアニメも観ない。でも、フル3DCGアニメ「スケアクロウマン」はそんなアニメ嫌いもハートフルなストーリーときれいな3D映像で惹きつける。
20年間麦畑に立って空を見続けてきた案山子(かかし)は、おじいさんから「20年間立ち続けて疲れただろうから、ゆっくりお休み」と引き抜かれ、新しい案山子と役目を交代する。
納屋に収められた案山子は「ぼくはまだ働けるよ。元気だよ。おじいさん!」と叫ぶがその声が届くはずもない。だって案山子なんだから。
その夜嵐が起こり、雷が納屋に落ちる。
その衝撃でよたよた立ち上がり歩き始める案山子。手と足が動くことに驚く。命を与えられたことに天命を感じた案山子は壊れたものを修理することを自分の生涯の仕事にすることを決める。
その納屋に捨てられたおもちゃを探しにきたアリスとおかあさん。その様子を見ていた案山子はアリスが探していた「ロン」を2人が帰った後で探し当てる。それは壊れた木のおもちゃの犬だった。
ロンが元通り動くように修理した案山子は、納屋に分かるように戻す。
修理したのが案山子であることを捜し当てたアリスは「私のロンを助けてくれてありがとう」と案山子にお礼をいう。このときに名前を聞かれてとっさに出たのが「スケアクロウマン」だった。
(C)play set products / スケアクロウマン製作委員会
アリスのおかあさんは町で雑貨屋を開いている。その店にスケアクロウマンが修理して使えるようになったおもちゃを置いてもらえるようになる。
「ちゃんと直せばまだまだ使える。僕もそうだったんだもん」
いじめっ子を逆にやり返すおてんばのアリスとスケアクロウマン。それにスケアクロウマンが顔のなかった人形を修理して人間のようにしゃべりはじめたミスターベストを加え、物語は展開していく。
スケアクロウマンが修理したおもちゃは生命を与えられて人間と会話ができるようになる。
大量生産、大量消費。
修理するより買ったほうが安くつくため、簡単にモノを捨ててしまう現代の風潮の中で、親子で観てもきっと何かを感じるはずだ。
■テレビ放映情報
TOKYO MX 毎週木曜 23時~23時30分
テレ玉 毎週月曜 23時30分~24時
tvk 毎週土曜 7時30分~8時
チバテレビ 毎週日曜 17時30分~18時
KBS京都 毎週日曜 7時30分~8時
KBC 毎週日曜 6時30分~7時
サンテレビ 毎週火曜 18時30分~19時
群馬テレビ 毎週水曜 17時~17時30分(10月29日よりスタート)
アニマックス 毎週火曜 22時30分~23時
なお、10月22日からDVDが発売されている。(全9巻 発売元:バップ)
豪華版(¥6,825 )にはサウンドトラックCD&オリジナルフィギュア(1巻ごとに違うキャラ)が同梱されている。
DVD以外にこのアニメに登場してくるキャラクターが着ている洋服をアパレルの
ナノ・ユニバースがコラボ。同社が取り扱うブランドに落とし込み、レザーライダース、ニット、ベルト、ハット他などを販売していく。
キャラクターが身に着けているものを実際に買って着ることができるわけだ。
洋服以外にぬいぐるみやフィギュアも順次発売される。
スケアクロウマン公式サイト
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