東京の景品交換所で80歳の従業員が刺し殺され96万円が奪われた。
痛ましいことだが、80歳の老婆を働かせるほうにも問題がある。
警備が手薄な上に大量の現金を抱える景品交換所は、外国人犯罪者からすれば、格好のターゲットだ。しかも、今回のケースのように中で働いているのはひ弱な中高年女性が大半だ。
本来、景品交換所は完全無人化のキャッシュディスペンサーが望ましいのだが、警察庁としては換金行為を認めていないため、換金にまつわるシステムを公に認めるわけにはいかない事情が、複雑に絡み合っている。
キャッシュディスペンサーにすれば、強盗殺人事件も起きないだけでなく、東京では大量に出回っている換金の偽造景品を排除することもできる。
人件費も不要になる。
すべてがうまくいくのに、法律の壁だけがネックになっている。