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by tetorayade

家電量販店業界の呆れたモラル

売上を追求する企業ほど社会貢献や地球環境問題を前面に出したがる。

家電量販店で初の売上高1兆円を達成したヤマダ電機の場合がそうだ。

同社のホームページには、
「ヤマダ電機は環境問題への取り組みを積極的に進めています!」

企業の優越的地位を乱用して取引業者に、新規店舗の陳列などの準備などにただ働きさせていた問題で公取委はついに排除措置命令を出した。

一度勧告を受けたあとで日当5000円と食事代を出していたが、これでは最低賃金にも抵触すると判断したようだ。つまり、悪質な行為とのお墨付きをもらってしまった。

ヤマダ電機の次の目標は売り上げ3兆円、シェア30%を目指す。同社の売上至上主義がもたらした陰の部分でもあろう。

今回、公取委からの排除措置命令が出ながらも、同社のホームページには、この件に関してまだ一切のコメントを発表していない。

ヤマダ電機はこれだけではない。

有料で引き取ったリサイクル家電をメーカーへ渡さず、横流しして中古業者に販売している。

これに関してはヤマダやビックカメラなど大手が適正な処理をしていないことも判明している。

他店よりもより安く販売するためには、数の論理となる。M&Aを繰り返し、購買力を高めることによってメーカーよりも優位に立つ。

仕入れ値を安くして、薄利多売。

次に利益を出すに人件費をいかに抑えるか。

それが新店やリニューアルオープン準備などにサービスで納入業者に手伝わせることだった。

公取委調べによるとこの数がすごい。

2005年11月から昨年5月まで、延べ361店舗の開店や改装のため、計約250社から延べ約16万6000人の従業員を派遣させ、人件費などを支払わないまま商品の陳列や補充、接客などをさせた。

こんなことで売り上げ日本一になってうれしいのか。

商売とは三方一両得の関係でなければならない。

大手家電量販店が近くにできても潰れない町の電気屋もある。

値段は量販店に比べれば高いがそれでも買う。

そこには大手にはないサービスや信頼関係が出来上がっているからだ。


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至上主義の結果はそれしかないでしょ。商業道徳も勝ち負けの判断。
何が何でも勝てば良いの風潮。そんな中 
町の電気屋さんの頑張りにエールをおくりたいです。
Commented by tetorayade at 2008-07-02 23:49
>naoraiさん
町の電気屋さんが生き残るところに商売の原点を見出すべきです。
値段の安さ以外にも人と人のつながりはある。
ただ、それが老人家庭だけでは将来が見えてこない。
Commented by 新聞デースの新聞配達オヤジ at 2008-07-03 12:31 x
お邪魔します。人気ブログランキングからたどってきました。

うちの近所にも量販店あり電気屋さんありです。
量販店で買い物をするとき、携帯コーナーでソフトバンクの質問すると「私はauのメーカですからちょっとわかりかねます」と隣のソフトバンクらしき人にバトンタッチされるのはそういう訳だったんですねぇ。

「老人家庭だけでは将来が見えてこない」田舎の新聞屋だけに実感する一言です。

また、お邪魔します。
Commented by tetorayade at 2008-07-03 23:37
> 新聞デースの新聞配達オヤジ さん
どんな商売もそうですが、若い人が育ってはじめて客となる。
その若年層の人口が減っていることに加え、価値観がどんどん変化している。旧来型のやり方ではどんどん通用しなくなっていく恐ろしさ。
それよりもマーケットのないところにどんなサービスを展開しても無駄。
by tetorayade | 2008-07-01 22:07 | 社会ネタ | Comments(4)