中国は賄賂の世界でもある。
法律を犯してもカネで大抵のことはかたが付くともいわれているほど、中国の役人は腐敗している。
原因は給料が安いため、賄賂が貴重な収入源になっている、という説もあるほど。中国人は賄賂で片を付ける役人に対して日頃から不満を抱えている。
それが一気に爆発したのが、中国貴州省甕安県で起こった市民数万人による暴動だろう。公安局の建物や車両などが焼き討ちにあい、警官が発砲して住民一人が死亡した。
発端は15歳の少女が強姦されて殺された事件で、容疑者を逮捕しながら翌日に保釈。そのうちの一人が公安幹部の息子が含まれていたことがネットで広まったことから大規模な抗議活動となった。
それに控え、日本人はおとなしい。
またしても、年金記録問題が浮上。86年に手書き台帳からコンピュータに入力する時の転記ミスで500~600万件が原本と一致しないという。当時のニュース映像が流れていたが、コンピュータに不慣れな中年のおやじがキーボードと格闘していた。
入力ミスはよくあることだが、おそらく校正していないからこんなことになる。
一人の少女の死因究明を巡って数万人の暴動になる中国に対して、今回の転記ミスについても日本人は笑ってしょうがないね、とあきれるだけ。
いつから日本人は怒ることを忘れてしまったんだろう。
団塊の世代の学生運動までか。
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