李明博大統領の支持率が就任当時の70%台からわずか100日で20%台まで急落している。
CEO大統領をセールスポイントに、経済立て直しの救世主として期待されたが、再生にメドが立たないことに加え、BSE問題でアメリカのいいなりになったことが、国民の反感を強め、ソウル市庁前広場には、約4万人の市民が押し掛け、退陣を要求した。
朝日新聞によると、会社経営の時のトップダウン方式がことごとく裏目に出ている、という。何をしたいのか、大統領以外は知らない。
トップダウン型のプロ野球監督の代表格といえば、楽天の野村監督だろう。
こんな逸話がある。
ピッチャーの投球フォームをピッチングコーチが変えたことがあった。
ピッチャーの投球フォームが変わっていることに気づいた野村監督はコーチをよびつけ、皆の前で烈火のごとく怒った。
「許可なく勝手なことをするとは何ごとだ!」
それを皆の前でやるものだから、皆萎縮して意見がいえなくなる。
コーチは常に監督の目を気にしながら行動するようになる。
やがて、野村監督について行けば、強くなる、と思うようになってくるのだが、トップダウン型がきつすぎると選手もコーチもやりにくいことは確かだ。
就任100日あまりで、支持率20%台とは末期政権である。
会社と国の立て直しに同じ手法が通じないとは思えない。
日本には大統領に是非とも頑張ってもらわなければならない団体もある。すでに陳情活動も行っている。
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