山口2区の補選は戦前の予想通り民主党の平岡候補が開票0%の午後8時に早々と当選確実を決めた。
投票率は69%。国民の怒りが投票率を押し上げた。
後期高齢者医療保健制度やガソリンの暫定税率問題などで民意は福田政権にNOをつきつけた。
山口は安倍元総理のお膝元でもある保守王国でありながら、自民党の敗北。
ま、このタイミングで選挙すればいくら保守王国でも負ける。
伊吹幹事長は敗因の弁をこのように語っている。
「敗北は予想されていたが、結果が出ると残念。出口調査を見ても自民党の支持基盤である60歳以上が五分五分だった」
後期高齢者医療保健は自民党支持のお年寄りの財布を直撃。お年寄りに「年寄りは早く死ねということか」といわしめるほど。
さらに、郵政民営化問題は地方の田舎を確実に切り捨てていっている。
これ以上自民党に政権を担当させると国民生活は益々疲弊するとの危機感がある。疲弊した地方の民意が今回の結果である。
この勢いなら解散総選挙すれば、民主党が政権を取る可能性が出てきた。ただ、いつも詰めが甘いのが民主党だが、このまま福田政権なら%はぐっと高まる。
民主党に官僚をコントロールできるかどうか。政権が替わろうとも官僚の抵抗で何も変わっていないのが台湾だという。
政治家が官僚にいうことをきかすには、事務次官人事権を各省から取り上げることだというのだが。
それ以前に福田政権が末期症状を呈していることだけは間違いない。新た消費者省庁を作ろうとしているが、自分が政権を取った証しの置き土産である。
そんな時期に来ているが、福田政権で解散総選挙しても負けることだけは、はっきりしているので、するにしてもトップの首をすげ替えなければ自民党は選挙を戦えない。
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