国民健康保険が崩壊するからと後期高齢者保険制度なるものを制定して、75歳以上のお年寄りからも保険料を年金から天引きするようになった日本。諸悪の根源は役人の税金の無駄使いにほかならないのに、信じられない事件が起こった。
市町村が集めた国民健康保険を管轄する茨城県国民健康保険団体連合会ではあろうことか、34歳の会計主任が、3年間で10億円も着服して、そのカネを競艇につぎ込んでいた、という出鱈目ぶりが発覚した。
会計監査による発覚ではなく、会計主任が上司に手紙を書いて告白した、ということだからこの杜撰ぶりがよく分かる。
1回300万円使っていた計算になるが、この間、誰も気づかなかったというのだから、適正な会計監査は一切行われていない、ということになる。団体連合会の理事長を市長が兼任していることを見ても名誉職だということが分かる。
社会保険庁という組織が腐りきっている。
保連合会の目的にはこう書かれてある。
国民健康保険法に基づき、会員である保険者が共同してその目的を達成するための事業のほか、老人保健法及び介護保険法に基づく事業を行うことを目的とする。
これだけ、国民健康保険のことが問題になっている最中の信用失墜。
この10億円は誰が返済するつもりだ。
刑務所へぶちこんでもカネにはならない。
いっそ、中国の証券会社にもぐりこませ、インサイダー取引きで100億円ぐらい稼いでこいといいたい。
それより、10億円丸々負けたわけではないだろうが、勝率はいかに。
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