人は忘れることができるから幸せだ。
バブルが崩壊した頃、日本の証券業界がいかに出鱈目なことをやっていたか、みんな忘れている。特にガリバー野村證券がやったことは、大口取引先に対する損失補てん、というあってはならにことを慣習的にやっていた。
大事なのは大口取引先であり、個人投資家などはごみ扱いしていた。丸で株をする奴は馬鹿だといわんばかりで、馬鹿を騙しながら株の世界へ引き込み、手数料収入を稼ぐのが株屋の正体。でも、そんなことはすぐ忘れるから証券業界が成り立つ。
日本を代表する最大手の野村證券は、元々こんなレベルの会社なのだが、これに中国人が加わると証券市場の信頼が根底から崩れる。
野村證券の企業情報部に所属する入社3年目の中国人社員が、富士通ディバイスの未公開株情報を仲間の中国人2人に流し、インサイダー取引によって490万円あまりを荒稼ぎしていたことが発覚した。それ以外に20数銘柄で5000万円近く稼いでいた。
企業情報部は企業の合併や買収に関する情報を統括する部署で、機密情報の中枢部門だ。入社2年そこそこでトップシークレットに接することができるのだから、金の成る打ち出の小槌状態だ。
王子製紙が北越製紙のTOBに踏み切った時、野村證券は王子側のアドバイザー的立場だったが、その情報も流していたようだ。
野村證券では中国市場をにらみ、中国人スタッフの採用も積極的に行っていたようだが、この中国人社員は留学生として京大で学んでいた。
これが中国人のモラルと野村證券の実態。最悪のタッグだ。
この中国人社員入社4カ月ぐらいからインサイダー取引にのめり込んだようだ。
中国産の食いものは怖くて食べられないが、中国人は機密情報に関わる分野では、社員としても使えないことを証明してしまった。
企業情報部の先輩たちはそうやって、目立たない程度で小遣いを稼いでいるのだろうかと、疑ってしまう。
渡辺行革担当大臣は「マーケットの中枢にいるものが原始的犯罪で言語道断」と怒ってみせた。
証券市場を震撼させるマグニチュード8クラスの大激震なのだが、野村證券はそれでも存続し続けるのだろう。
朝日新聞がサンゴ礁捏造記事を書いても存続しているように。
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