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by tetorayade

ワッハ上方改めワッハ吉本へ

今日のたかじんのそこまで言って委員会にはワッハ上方の伊東雄三館長が出演した。委員会メンバーはほとんどが存続に反対的の意見。

オールアウェイだった。

まず、ワッハ上方の稼働率から切り込まれた。

「大、中、小の3つのホールがありますがいずれも90%以上の稼働率です」と伊東館長は胸を張った。

では、それが一体どれほどの収入になっているのかと突っ込まれると、ホール収入と4階の資料館収入(大人400円)を合わせても年間5400万円。

一方の経費は4億3000万円。このうちの2億8000万円がワッハ上方の家主でもある吉本興業に支払う家賃である。

ワッハ上方が建設された経緯は、大阪府から「大阪伝統文化の象徴お笑い資料館を作りたい」と懇請されて、吉本興業が一肌脱いだことになっている。

で、吉本興業は土地取得に100億円、建築費に50億円、計150億円の巨費を投じた。

そもそもの始まりは、当時参議院議員だった西川きよしが、捨丸の「鼓」を大阪府でなんとかしてくれませんかという訴えだった。それがやがて上方芸能を保存・振興する拠点作りへ話が広がり、ワッハ上方へと結実した。

ワッハ上方の移転発言を受けて家主である吉本興業からの反論が一切聞こえてこない。大、中、小のホールが3つもあるということは大阪府のオーダーメード仕様である。出て行かれると一番困るのは吉本興業のはずである。

吉本興業の声なき声を代弁するかのように、漫才界の重鎮である喜味こいしは「ミナミのあの土地というのはお笑いの発祥の地。あそこをなくすというのは、大阪の笑いそのものがなくなるということ。とにかく続けてやっていきたい」と訴えている。

伊東館長は「集客プログラムも開発中で、新たな情報発信基地とする」と意気込むが、あの場所でなければならない説得力がない。

この10年あまりでワッハ上方がどのぐらい文化に貢献してきたのか、という質問に対しても「アマチュアの人が演芸場を利用している。アマチュア演芸コンテストを開催している。レッスンルームで先輩たちのビデオを見ている」

吉本興業や松竹芸能は漫才師を志す若者を対象にお金を取って養成している。アマチュアの演芸のために年間4億3000万円の支出はいらないだろう。捨丸の鼓や横山やすしのめがね、秋田實の手書き台本などの貴重な資料館は中央図書館へ移転すればいい。

伊東館長は大阪府の幹部職員の天下りではない。毎日放送の元チーフプロデューサーで主にドラマを担当した。まだ籍は毎日放送にある。

存続反対派の勝谷誠彦は、毎日放送でも仕事をさせてもらっているためか、いつもの勢いはない。伊東館長に対しては歯切れが悪かった。

ワッハ上方を改めワッハ吉本にすればすっきりする。


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Commented by BBR at 2008-04-07 07:48 x
こんにちは。

紳助がたしか「クイズ!紳助くん」で、反対言うてる芸人さんもいてはるけど、正直言うてあんな施設いらん的な話をこそっとオンエアさせていたのが、「やっぱり経済人やのお」と印象的でしたが。
Commented by ajisai at 2008-04-07 18:57 x
ワッハ吉本に、賛成!!!!

アマチュア演芸なるものがどれくらいのものなのか?疑問ですね。
いろいろなところで使って貰うためには、どこかに所属しないとしんどいと思いますし、所属することによって、いろいろ吸収する事もあるしょうし。
そんなところで、私たちの税金を使う必要は無いかと思いますが。
Commented by tetorayade at 2008-04-07 21:39
>BBR さん
お笑い文化は民間でも残せるもので、自治体が力を貸す必要はない、というのが本音。それを文化の継承とか鷹揚にいいだすからこんなことになる。
Commented by tetorayade at 2008-04-07 21:41
>ajisai さん
ワッハ上方というより呼び名としてもワッハ吉本のほうがしっくりくるから不思議。吉本で面倒見ろということでしょう。
by tetorayade | 2008-04-06 19:05 | 社会ネタ | Comments(4)