石屋製菓の「白い恋人」が発売再開から1カ月、品薄状態が続くほど好調だという。
賞味期限を1カ月も先延ばししていたことが問題になった。
食品に関しての偽装問題は許せることではないが、北海道土産に買い求める客がたくさんいるということは、石屋製菓を許した、ということだろう。
ましてや、これはお土産である。人様に差し上げるものを問題のあった商品を選んでいる、という現実。あるいは北海道土産に頼まれるケースもあるようだ。
今年、連鎖反応のように発覚した食品偽装問題の中でも、白い恋人はチョコレートをはさんだ焼き菓子。もともと日持ちするもの。食あたりする代物でもない。
ある意味庶民はマスコミ報道に惑わされることなく、正しい判断をしている、と思う。
その一方で許していけない企業もある。
再開したときに、客が来ない→商品が売れない→倒産。
それは消費者が世の中から不要と判断した結果ともいえよう。
その流れでいえば船場吉兆は最たるもの。
客よりもまず先代に謝る女将の精神構造は、吉兆と湯木家の名前を子々孫々伝えていくことしか念頭にない。
確かに、伝統を受け継ぐことは大事なこと。ただ、養子の旦那や息子らが船場吉兆から退陣しても、高齢の女将が経営に残ったのでは、吉兆が変わることもない。
この年で考え方がそうそう変わることもない。せめて吉兆の看板を捨てて一から出直すのであればまだ見所はある。
人気ブログランキン