朝青龍と大毅。
問題児2人が奇しくも同じ日に謝罪会見した。
これは単に偶然なのだろうか? しかも会見日だけでなく毛皮のロングコートといういでたちから、報道陣を見ると手を上げて応える素振りまで一緒。
会見こそしおらしくしているが、会見以外ではいつもの悪たれの顔が覗く。
朝青龍がモンゴル空港で押し寄せる報道陣に対して「下がれ、下がれ」と威圧すれば、会見を終えて群がる報道陣に大毅は「何やねん、犯罪者か。何かしたんか」。
これも一緒。
2人とも精神的に病んでいたというが、それもいいわけだったということが改めて分かる。
とりあえず、2人ともけじめの謝罪会見を迫られていた。
とりあえず、ちゃっちゃと早く済ませたかった。
さすがに朝青龍は45分もかかったが、大毅はわずか4分だった。
朝青龍が「一から出直す」といえば、
大毅は「一からではなく0からスタートする」と誓った。
朝青龍の争点は仮病問題だった。これに対しては「両国のために、どうしても出てくれと頼まれたので自分が出た。痛みがあったが無理してやった」
大毅の場合は反則の指示が誰からあったかだが、「自分の指示でやった」。さらに試合のことを突っ込まれると「試合のことはよく覚えていない」と逃げた。
記者会見の45分と4分の違いは、横綱とチャンピオンでもないただの新人ボクサーの違い。
「足りない自分が一杯ある。よく直して、勉強していきたい。大変なことをしてしまったと横綱の責任を体で感じる。自分の軽率な行動を申し訳ないと思う」と反省のことばを述べたのに対して、大毅は今後も勝ったらリングで歌を歌うのか、という質問には「歌うよ。歌が好きだから」とあっけらかんと答えた。
ここでやっと責任の差が出たが、2人は同じ穴の狢であることを感じさせる今日の会見だった。この2人これから急速に接近するのではないか?
2人にすき放題の対談をさせたら面白い。
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