前触れは先週の放送であった。
司会のサブローが亀田の試合にリングサイドから解説していた赤井英和のコメントについて「普段はもっと公平な立場で発言するのに…」と奥歯に物が挟まったものいいに不満を募らせた。
で、今日の番組タイトルには「赤井英和亀田問題で緊急生提言」。
TBSの解説だった赤井が、関テレの「ぶったま!」でどんな提言をしてくれるのか大いに楽しみにしていたが、結果からいうと肩透かしもいいとこ。
「キャリア、テクニック、ハートともにチャンピオンがレベルが上」と現状分析した後で、チャンピオンは右を出すとき右足が出るので、そのときカウンターを狙えばよかった的な戦術解説で、結論は「チャンピオンのウィークポイントを狙え」。
大毅の敗戦は「マナーとテクニックが足らなかった」。
ま、土曜日の関西ローカルの情報番組。普段チャンネルを合わせるのはザッピングの途中。今日は新聞の番組欄を見て、番組の冒頭から期待してチャンネルを合わせたのに、失望感で一杯だった。
その後でザッピングした毎日放送の「せやねん!」がちょうど亀田騒動の1週間に入ったところだったが、ここで司会のトミーズ雅が「もうこの問題やめよう」と台本の進行をさえぎる発言。
これには赤井の不完全燃焼提言以上に腹が立った。
視聴者とすればボクシング経験者から本音の亀田一家について語って欲しいのに、どうもその問題からは逃げる。そこを語れば、ボクシング界のパンドラの箱を開けてしまう怖さでもあるかのようだ。
この2人は関西では深夜番組である程度のポジションをつかんでいるが、今回の件でやはり関西ローカル止まりの芸人であることが分かる。
保身の“芸”を誰が観る。
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