厳しい処分を受けたときは朝青龍に倣え、とばかりに亀田おやじはサル知恵を使って、大毅の処分を軽減してもらいために、機先を制する形で土曜日に東日本ボクシング協会に出向き、亀田一家の3カ月謹慎を申し出ると共に、大毅の精神状態がおかしいことになったことを訴えたようだ。
負けたら切腹を公言したことに対して責任を感じて、試合後はほとんど口をきかず、放心状態で「台所で包丁を見つめている」とまるで朝青龍状態であることを明らかにした。
その直訴もむなしく、月曜日に協会が下した結論は1年間のボクサーライセンス停止。
元はといえば朝青龍にしても大毅にしても自分がまいた種。その処分があまりにも厳しかったために、精神的に落ち込んだふりをして朝青龍はモンゴルへ逃避した。
亀田一家の場合はこれに倣って、情状酌量を訴えようとしたが、これまでがこれまでだけに同情するものはいない。
ライセンスを剥奪されなかっただけ、ましだろう。
朝青龍は生まれ故郷のモンゴルという帰る場所があったが、亀田一家に対して地元の大阪・西成でも「西成が怖い町というイメージを全国に広めた」と反発しており、温かく迎えてくれるふるさともない。
ロシアから帰国した協栄ジムの金平会長は日本ボクシングコミッショナーに出向き、謝罪したあと、記者会見した。
冒頭「国民、ファン、関係者の皆様にご迷惑をおかけしまして申し訳ありません」と謝罪。「いかなる処分も甘んじて受ける」と全面降伏した。
大毅の反則については「勝ちたい一心、世界タイトルのプレッシャー」としながらも「未熟さゆえ」と切って捨てた。
おやじは大毅の処分が1年は厳しすぎると不満を募らせているが、「いったんは甘んじて受けて再出発するのが亀田一家のため」と優等生発言。
「早く公の場に出て謝罪しなければならない」とテレビを通じて亀田家に訴えた。
あのおやじが甘受するとは到底思えない。
ここは亀田家の天敵であるやくみつると特別対談してもらって、やくみつるの挑発にどれだけ耐えれるか反省の度合いを見極めたい。
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