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by tetorayade

ケータイ価格競争の結末

ケータイキャリア3社の価格競争が激化の様相を呈してきた。
無用な値下げ競争は、体力勝負となってきた。この競争に落としどころはあるのだろうか?

ホワイトプラン24で家族同士の通話料金を無料にするプランをソフトバンクが打ちして顧客数を増やしたことが発端だった。

auは、基本料金の半額を打ち出して対抗。イニシアチブを取ったかに見えたが、すぐさま、ソフトバンクも対抗措置として基本料金の半額を打ち出してきた。負けじとauも家族同士の通話を無料にするプランを発表…

これに対してドコモも基本料金の半額プランで追従せざるを得なくなった。起死回生策の1台でケータイ番号とメアドが2つ使える新機軸も付加価値として評価はされず、wiiを真似た直感型ゲームに至っては「お前はアホか」。

本来、価格競争などはやるものではない。ケータイ各社も当初は消耗戦になるので、避けたかった。ところが、ナンバーポータビリティで客が減る一方のソフトバンクが、最後の劇薬に手を出してしまった。

流通業界の価格破壊を起こしたダイエーが自ら破壊してしまったことを忘れたのだろうか。やるなら付加価値で顧客満足度を追求するものだ。

価格競争によってケータイ各社は大幅な減収減益になることは明らかで、一見、利用者にとっては利用料金が安くなるのは喜ばしいことに思えるが、疑ってかかる必要はある。

会社の利益が飛べば社員の給料にも影響し、モチベーションが下がる。原資が少なくなれば大型投資が行えず、結果的にはサービスの質の低下を招く。

建築会社が赤字覚悟で受注を取れば、鉄骨の重量を減らしたり、しゃぶコンを使ったりするものだ。

社会悪のように捉えられている談合。これは農耕民族である日本人が、大手も中小も食えるように編み出した知恵である。

価格競争の結末で最後にツケを支払わされるのは誰なんだろう?


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おっしゃる通りデス。
一般消費者にとっては安いことは素晴らしい。
でも 商売をしている者にとって企業努力を超えた価格は崩壊です。

まるでSMショウ。流した血の量で競うなんて・・・愚かです。
Commented by パーン at 2007-07-28 17:31 x
DoCoMo、au、ソフトバンク3社の低価格プランで凌ぎを削るのは歯止めが利かず、最終的に共倒れになり兼ねない!


携帯電話に代わりうる通話ツールが出てこない限り、携帯電話会社は潰れることはないと思う。



ただ低価格でサービスを提供する事により、利益に繋がらず、『品質やクオリティを下げてしまう』という悪循環にならないよう対策を十分に練ってほしいと思います!
Commented by tetorayade at 2007-07-28 21:57
>麺太さん
資本力のないところは価格競争に巻き込まれたらひとたまりもない。
孫さんは1兆円あまりのとてつもない借金。貸すほうも貸すほうですが、やはり会社を損させるような運命なのかも。
Commented by tetorayade at 2007-07-28 22:00
>パーン さん
ソフトバンクは他社が安いプランを発表したら24時間以内にそれより安いプランを打ち出す、と他社をけん制していたが、他社も我慢の限界。孫さんの策略にまんまとはまった。
動かざること山の如しがよかったのでは?
Commented by 九龍 at 2007-07-28 22:48 x
ただ今回の消耗戦
ソフトバンクは債権(本体月賦制による)を元手に設備投資資金を借り入れていました。
通話料モデルから、本体月賦モデルへの変化の兆しなのかもしれません。
Commented by tetorayade at 2007-07-29 21:57
> 九龍さん
1兆円あまりの借金をどうやって返すのか不思議でなりません。
稀代の詐欺師、ペテン師なのでしょうか。
by tetorayade | 2007-07-28 11:07 | 社会ネタ | Comments(6)