1月以来、今年2度目の広島出張。
広島へ来たらお好み焼きを食わないことには広島へ来た気がしない。お好み焼きモードだったのに、昼前に訪問したクライアントが回転寿司をご馳走してくれた。
でも、やはりお好み焼きモードは収まらない。腹7分目ぐらいに止める。
回転寿司から2時間。紙屋町に降り立った。うろつくが街中にお好み焼き屋は見当たらない。新天地までいくには荷物が重たい。そごうへ行けばあるだろうと狙いをつける。ところが10階の食堂街にはない。
諦めかけていたところで、そごうに隣接するビルに7階レストラン街の看板。そこにはお好み焼き屋も。選択の余地はない。もう、ネコまっしぐら状態だ。
ところが、これがとんでもない店だった。
テーブル席に着くとお好み焼き屋なのに、鉄板ではなく焼肉用のコンロ。焼肉とお好み焼きの両方をやっている店だった。それはそれでかまわないが、鉄板で焼くおばちゃんの仕事ぶりを見てたまげた。
一言で言えば、作り方が雑で、きたない。
料理は作る過程もきれいでなければいけないが、広島焼きは雑な店が多いが、ここは過去最高ランクの汚さだ。お好み焼きではなく、動物の餌を作っているかのようだ。
広島焼きは最後はタマゴを載せ、ソースを塗るので、雑な仕事もすべて隠されてしまう。そう女が厚化粧で化けるように。だからどの店もついつい雑になるんだろう。
広島焼きには、味さえよければいいだろ、という雰囲気が共通してある。
この店もご他聞に漏れず、悔しいけど、食うと旨い。
手際よくきれいに焼くことも覚えたらどうだ。
広島なのに「八雲」という店名も妙だった。
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