長崎市長選が混沌としてきた。
さほどの対立候補がない中、再選が確実視されていた現職の伊藤市長が狙撃され、懸命の治療にもかかわらず今日未明死亡した。
さっそく、娘婿(40)が市長選に立候補することになった。晴天の霹靂とはこのことだろう。娘婿は西日本新聞の記者。市長選に出馬することなどは彼の人生設計で描きもしなかったこと。
テレビで出馬会見をしているのを見たが、義父が死亡したというのに、なにかヘラヘラした印象を受ける。
政治家でも衆参議員の世襲はよくあることだが、市長の世襲は前代未聞。国政を担う何百人の議員の中の1人ぐらいなら、と小渕総理の娘が当選することはあっても、地方自治のド素人に市長を託することもできない、というもの。
ただ、幸運なことに対立候補もインパクトは弱い。
大学非常勤講師(59)、共産党系前市議(71)、主婦(57)。いずれも帯に短したすきに長し、といったところか。
国政選挙なら弔い合戦の同情票で楽勝することだろうが、手腕はまったくの未知数。ま、中堅の報道記者ということからある程度のバランス感覚は期待できる。
長崎市民でなくても市長選の行方が俄然気になってきた。
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