空の安全を脅かす機体が出てきた。
今日、高知空港で前輪が出ないために胴体着陸を行った伊丹発高知行きの全日空機「ボンバルディアDHC8」がそれ。
カナダ製。岡山を走っている路面電車も作っている。
ジェット機に匹敵するぐらいのスピードが出るプロペラ機で、低騒音、低コストを売り物に導入が進んだようだが、故障が多い機体でもあるようだ。
これまでもトラブルは度重なっていた。車輪を巡るトラブルは05年から06年の1年間だけでも14件報告されている。
小さい事故やミスの積み重ねが、やがて大事故を引き起こす。
それが今回のように胴体着陸を生中継されるほどの重大事でなかったために、問題視されなかっただけで、同じ機体を使っている日本エアコミューターなどは経営を脅かす問題にも発展しかねない。
客は怖くてボンバルディア社の飛行機には乗れたものではない。
大阪~高知は陸路でも行くことができるが、離島を専門に飛んでいる日本エアコミューターは代替機もないだろう。
後は人の記憶が薄れるのを待つだけか。
YS11で怖い思いをしたことはある。それは目的地が霧で着陸できないことだった。YS11はハイテク機ではないので、有視界飛行しかできない。上空を旋回して霧が晴れるのを待ったが、旋回しているときの燃料と、着陸でいなかったことを考えて引き返す燃料を計算していたら旋回する時間にも限界がある。
結局、着陸できずに、引き返すことになったのだが、これは機体の問題ではない。
明日の大阪~高知便。
それでもボンバルディア機に乗りますか?
空の安全を考えるならとりあえず、ボンバルディア機は使わないことが航空会社には求められる。
ニューYS11を開発しますか。
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