公開前から「不都合な真実」というドキュメンタリー映画が話題になっている。
地球温暖化対策に取り組む元アメリカ副大統領のゴア氏の姿を追ったヒューマンドキュメントのようだ。
地球温暖化の影響が顕著に現れている場所の一つに夏の北極がある。
20世紀の100年間で地球全体の平均値が0.6度上がっているのに対して、北極は平均気温が5度上がっている。
この影響で、夏の終わりから秋の初めにかけての時期の氷の厚さが40%も減少している。これによってどういうことが起こるかというと北極熊の生態系が崩れかけている、という。
北極熊の主食はアザラシ。で、氷の上で休んでいるアザラシを狙うわけだが、この時期の氷が薄くなったため、狩りが思うようにできない。腹いっぱいにならないために、数そのものが減少している。
地球温暖化が進めば、北極海の氷が解けて、海面水位が上昇。水没する都市は数知れず。やがては人類が滅亡する。
温暖化を防ぐためには、温暖化の元凶といわれている二酸化炭素の排出を地球人一人一人が抑制しよう、ということだ。
われわれにできることは、マイカーや電気、ガスの使用を抑え、ゴミを増やさないこと。
そう、便利で快適な生活からのダウンサイジングが求められる。
人間が夏は涼しく、冬は暖かく快適な生活を送ることが地球の寿命を縮めている、ということだ。
そういう意味では地球温暖化防止に北朝鮮は大いに協力していることになる。これで緑豊かなら満点かもしれないが、そんな生活には戻れない。
地球環境を守ることは経済を停滞させることにもつながるために、アメリカは京都議定書から離脱したわけだが、人類の経済活動を優先させることは自殺行為ということになる。
今日からロードショーが始まった。
本当にこの真実を啓蒙したいならエコサンデーキャンペーン500円という低料金を毎日、全館で実施して、より多くの人に観てもらうことが必要だ。
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