7回目のベルで受話器を取ったのは、宇多田ヒカルのオートマティック。
7回目の犯罪で大々的に報道されたのは、大阪・八尾市で起こった歩道橋から3歳児を投げ落とした41歳の知的障害者の男。
この男、これまでにも幼児を連れまわしたり、誘拐したりして、ついに実刑判決まで受けていた。知的障害者とはいえ、責任能力がある、と裁判所が判断した結果だろう。
ただ、小さい子供がかわいいからそういう衝動にかられるのか、これまでは決して危害を加えることはなかった。
出所後、男が通う授産施設では、外出するときは職員が必ず付き添い、男の行動を監視していた。
しかし、今回は近くにいた幼児をいきなり歩道橋から投げ捨てる暴挙に出た。これは想定外の行動であり、、誰もが予想だにしなかったことではあろう。
幼児は集中治療室に入っているが、幸い命は取り留めている。
男の母親はテレビのインタビューに「何度もこの子を道連れに死のうと思った」と答えていた。万一、幼児が死んだら、本当に男を道連れに死んで詫びたい心境になってくるだろう。
執行猶予なし。実刑判決は間違いないが、何年ぐらい入ることになるのだろうか。
母親としては出所後のことの方が心配なので、この際一生刑務所に入れておいて欲しい、という心境ではなかろうか。
男は「事件を起こせば、授産施設へ行かなくても済むと思った」と犯行理由を述べている。
知的障害があるので普通に更生させることは非常に難しい。一般社会に出して、再び事件を起こせば誰が責任を取るのか。
一般社会から隔離するしか手立てがない。
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