去年の2位は決してフロックではなかった。
広島県代表の世羅高校が全国高校駅伝(男子)で32年ぶりの優勝を果たした。第1回、2回大会を連続制覇した古豪の復活を印象付けるタイムは2:3:18。
強くなった背景には、3年ほど前からのケニア人留学生受け入れにある。
去年は1区でジョセフ・ギタウ選手が区間賞。今年は2位に終わるが仙台育英を好位置で追撃する。
そして、レースが動いたのは3区だ。
18秒差でたすきを受けた2年の鎧坂選手がが8.1キロ区間の5キロ手前で、1位の仙台育英の選手を抜き去り、そのまま47秒の差をつけて4区にたすきをつなぐ。
この鎧坂の好走が光った。
小柄で童顔。中学生でも通る。強そうには見えないが、長いストライドでぐいぐい走る。
4区の清谷選手は力強さはまるでないのだが、さらに2位との差を1:29に広げる。
解説の宗氏によると「早く感じなくて早いのが一番いい」
ここまで走った世羅の選手が腰というか腹のほうに黒いゴムベルトのようなものを巻いている。これが気になる。
ファイテンのネックレスに代わる魔法のパワーでも発揮するグッズなのだろうか。
昔からケニア人留学生を起用している仙台育英は4連覇を逃して2位に終わったが、優勝した世羅にしても純国産とはいえない。
それだけに、
うれしさも中くらいなり、おらが師走。
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