テレビドラマ「ふぞろいの林檎たち」が始まったことはまだ独身だった。落ちこぼれの大学生3人組みの姿を自分自身に重ね合わせながら、6畳一間のボロアパートで観ていた。
それから23年の時を経て、「ふぞろいな秘密」というタイトルの本が出版された。表紙にはかじったりんご。本を書いたのは女優の石原真理子。この取り合わせからすると、ふぞろいの林檎たちを想像させる。
この本は石原がこれまで付き合ってきた俳優・タレント13名が実名とイニシャルで登場する。うち、1/4は4年間同棲生活を送っていた玉置浩二とのことに割かれている。
石原は出版理由をこう話す。
「ドメスティックバイオレンスやセクハラなどを受けながらどうやって再生したのか、私なりのメッセージです。人生、心を救ってくださったすばらしい恋に感謝の意味で、イニシャルにするのは失礼。敬意を表しています」
本を書く原因となったのは玉置のDVだった。
石原が玉置と付き合うようになったのは19歳の夏。渋谷で開かれた玉置のコンサートに招待されたことがきっかけ。前列から3列目の席で、玉置がガンガン視線を合わせてきたようだ。
コンサートが終わって電話番号を聞かれ、すぐに大人の関係に。
別れる原因は玉置の暴力だった。
下半身不随になるほどの暴力を受けて1カ月半も入院。その後よりを戻すのだが、公衆の面前で平手打ちの暴力を受け、さらにマンションの玄関先で腹をけられ、セルフコントロールの効かない玉置に愛想をつかす。
玉置との傷心を癒すのが、その後テレビドラマや番組で共演した俳優、歌手らそうそうたる名前。
大物ばかり。
中井貴一、時任三郎、明石家さんま、近藤真彦、田原俊彦、郷ひろみ、吉川晃司、木村一八、石黒賢、松田優作ら共演者と次々にベッドを共にする。自由奔放な石原の下半身事情ぶりが伺える。
聖心女子学院高等科在学中の16歳の時、「跳んだカップル」のヒロイン役で映画デビュー。
清純派お嬢様女優として人気が上昇する。付き合った男たちも、清純派女優のベッドの中でのギャップを楽しんだことだろう。
「ふぞろいの林檎たち」で共演した中井と時任とは三角関係にあったようだが、ここで、柳沢慎吾の名前が挙がってないのは、ちょっと慎吾ちゃんの立場がない。ドラマの設定では3人は仲良しなのだから。
「ふぞろいの林檎たち」ファンとしては慎吾ちゃんにも愛の手を差し伸べて欲しかった。
今はお笑いがもてる時代だが、やはり慎吾ちゃんのただ五月蝿いだけのキャラでは、いつの時代でも無理か。
セックス描写をモノマネでやられそうだ。
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