北朝鮮と中国のいうことを額面どおりには受け取れない。
なぜなら契約書もあってないようなもの。自分たちが不利になれば勝手に破棄するお国柄だ。
民間契約がこの様だから、小泉前総理が拉致問題で訪朝したときの日中ピョンヤン宣言の中に盛り込まれているミサイル発射実験の凍結もあっさり破られた。
訪朝した中国の唐家セン国務委員に対し金正日は、「追加の核実験計画はない」との考え方を明らかにした、という。
これって中国の体面を保つためのリップサービスとしか思えない。
核実験はしないけど、次はミサイル発射、ということだって考えられる。
中国は北朝鮮に対して国境の一部地域で石油の輸出制限を実施しており、中国からのライフラインが途絶えれば、中朝間で一触即発の事態になりかねない。
この発言を受けてアメリカがただちに金融制裁を緩和するわけでもない。どちらかが譲歩しない限り問題解決にはならないが、この発表は北朝鮮が譲歩した形だが、そんなものは誰の目にも空手形にしか写らない。
核保有をちらつかせながらアメリカから最大限の譲歩=金融緩和を勝ち取ろうとする北朝鮮の瀬戸際外交。その手には乗らないアメリカ。
あくまでも核は持たせたくないわけだが、金正日体制の崩壊~国連統治~民主化~南北統一というシナリオでどうだ。
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