サンジャポに亀田が生出演した。
サンジャポ=TBSという構図の中で爆笑問題がどう亀田を料理するのか見ものだったが、そこは亀田もサンジャポファミリー。亀田の勝ちが当たり前のように試合の流れを編集していた。
1Rのダウンの後は「怒涛の快進撃が始まった」とばかり今度は亀田が優勢なシーンばかりをつなぎ、判定が僅差であったことを印象付ける編集ぶりだ。
これを情報操作というのだ。
番組はデーブが寒いジョークをかませども終始おめでとうムード一色。
視聴率42.4%は亀田1人で視聴率を取った。ワールドカップでも取れない、と強気な姿勢。視聴率最優先主義が垣間見える。
さすがTBSである。
亀田を終始褒め称える高橋ジョージの発言はどうでもいい。サンジャポのレギュラーの座が欲しいのか、見ていて痛々しい。
一番いやらしいのはホリエモンをよいしょし続けたテリー伊藤だろう。
もちろん親亀田派。
試合前テリーはテレビカメラに向かって「歴史の証言者になりますよ」と言い放ちながら、意気揚々と会場入りするシーンが流れる。確かにその予言は当たった。疑惑判定の歴史の証言者となった。
1Rのダウンについて亀田は、
「緊張で足が地についていなかった。立っているのもやっと。そこにパンチをもらったから」
「亀田流サプライズや」とは強がらなかった。
さらに、
「階級が初めてやった。今までの動きではなかった。フライの方がいい。48.9kgはボクシングを始めた小6の体重。体重を落としている分パワーがなかった。ウエイトと足が合わなかった」とライトフライ級は相当きつかったことを露呈。
ハンバーガーむしゃむしゃの会見はやはりいきがっていただけだった。
11R。
フラフラ。プライドもかなぐり捨て、何度もクリンチで逃げたことについては、
「死に物狂いやった。勝った方が勝ちや」
試合後控え室で弟たちからは、
「弱かったな。なんやねんあの試合。動き悪かったな」と酷評されたことも明かした。
やくみつるの「安っぽいドラマを最後まで見せられているようだった」との痛烈なコメントに対しては、
「それやったら見るな」と一蹴。
そして、コーナーの終了間際。僅差の判定報道を巡り、破れかぶれのテリー節が炸裂する。
「会場には微妙な人たち(ヤクザ)も来ていました。これがいい。これが大切。もっと清潔にしろというがこういうものも含めてボクシング。(判定を)とやかくいうなら審判を選んだ人にいうべき。ただ、批判は亀田ファミリーにとってはいい。何クソパワーで見返してやればいい。応援されるより、何クソ。それがいい」
テリーは亀田家との暴力団疑惑までもはちゃめちゃな論理で押し切ってしまった。
最後に亀田はライトフライ級の王者を返上する可能性も示唆した。
「ランダエタと再戦するつもりはない。ライトフライ級は成長期なので体重、骨格も大きくなる。返上もある」
これを受けてすかさず、デーブがこう切り替えした。
「亀田ホーキ(放棄)になる。名前変えなければ」
こうして、亀田が批判の声も受け入れながらテレビに出て発言することで、疑惑の判定も沈静化していくような感じだ。
そもそも、疑惑ネタも1週間もやれば飽きてくる。
北の家族以来、亀田家の家族愛に号泣した橋下弁護士が亀田に注文をつけた。
「これまではキャラだったかもしれないが、世界チャンプになったのだから、です、ます調でしゃべったほうがいい」
サンジャポに引き続き生出演したアッコにおまかせでは司会者が和田ということもあってか、借りてきた猫のよう。礼儀、あいさつだけは人一倍うるさい和田だ。
番組の前に和田にあいさつにいったようだが、そこはカメラも回っていない。おそらく敬語であいさつしたものと思われる。
和田から無理やりサングラスを取られるがなすがまま。
あれが、和田じゃなかったら「わりゃ、なにさらすねん」と息巻いたはず。
次の試合では和田が国歌斉唱を申し出るが、亀田は返事に窮する。
いつもの亀田節なら「お前は嫌いやからいらん」とかいうのだろうが。
礼儀知らず、口の聞き方を知らないなどチンピラキャラに批判が集中する。それを助長させるマスコミの扱いなども批判されているが、あのキャラがアンチ亀田ファンを巻き込んで高視聴率を得ていることも事実。
敬語を使う好青年亀田では商品価値=視聴率が取れない。
従って、「です」、「ます」調の亀田3兄弟にはなれない台所事情がある、とみた。
大晦日に試合はしないとマスコミ報道にはあったが、アッコにおまかせでは、大晦日に試合はやる、と亀田はいっていた。
これもまた一つの台所事情か。
話は変わるが、ガッツ石松が判定批判で男を挙げている。
OK牧場は実は作られた天然キャラであることが分かってきた。
判定がいかに間違っているかをちゃんと論理的に説明できる。
協栄ジムにはバックに怖い組織がついているにもかかわらず、日本のボクシング界のために本当のことを堂々と発言する。
この勢いがあれば、今回は選挙に出ても当選できる。
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