埼玉県ふじみ野市営プールで、小2女児が給水口吸い込み死亡事故から一夜明け、人災だったことが刻一刻と克明になってきた。
給水口のステンレス製の蓋は恒常的に壊れており、ボルト止めすることなく、針金で応急処置をしていた、というのだから市の管理体制が問われるところだ。
さらに、監視員は管理を受けたビルメンテ会社が下請けに丸投げしており、管理体制が不十分だったことも明らかになった。
そもそも、蓋が外れていることが判明した時点で、給排水ポンプをすぐに止めていれば、女児が吸い込まれることもなかったはずで、危機管理のマニュアルが徹底されていなかった。
ボルト止めすることもなく、針金で応急処置していただけの管理体制、さらに危機管理のマニュアルが徹底されなかった2つの怠慢が女児を死へと追いやった、といっても過言ではない。
さらにいうなら子供は悪魔だ。
給水口の吸引力は危険な反面、子供にとっては自ら体を吸い込ませて遊ぶ、格好のポイントだったはず。
その辺を監視員が十分注意していたとも思えない。
監視員といえば大半が高校生のアルバイト。その辺の危険性の認識もなければ教育もされずに、現場に出されていたようだ。
わが町にも市営の立派な流水プールがある。
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