日米が国連の安保理に提出している北朝鮮の制裁決議案が腰砕けになりそうな気配だ。
北朝鮮の説得工作に乗り出した中国が、短期間で説得するのは無理、と白旗を上げるとともに、逆に決議案を引っ込めるように要求してきた。
ま、最初から説得できないことは分かりきっていたが、「6カ国協議の崩壊阻止」「国連安保理の分裂回避」「北朝鮮の孤立化回避」の3つの理由を挙げている。
中国と北朝鮮は軍事同盟を結んでいる関係上、北朝鮮を擁護するのは分かるが、中国国内ではこの軍事同盟の廃止を求める声もあるようだ。
北朝鮮が崩壊して一番困るのは難民が押し寄せることが目に見えている中国である。それを阻止するのが中国の目的で、崩壊しても難民が押し寄せないのなら、これほど北朝鮮寄りになることもないだろう。
そもそも、こんな北朝鮮寄りの中国への円借款は即刻中止すべきだ。中国にも舐められすぎ。
日米は制裁決議案の採決を中国の説得工作の様子を見てからにする、といっていたが、説得工作は事実上不可能な状況のようで、中国とロシアが拒否権を発動してまでも強行採決するのか、決断を迫られてきた。
麻生外相は中国の説得が失敗すれば速やかに制裁決議を行う、と強気な発言をしているが、腰砕けになりそうな予感がする。
近距離ミサイルが発射された方角はロシア。
テポドン2がハワイ沖に着弾していたらこんな流暢なことはやっていないだろう。アメリカが国連決議も経ないで報復体制に入っていたことだろう。
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