サッカー・ワールドカップ。対オーストラリア戦は6月12日にいよいよキックオフ。サッカーフリークにはいよいよカウントダウンが始まった。
ここにきて観戦旅行を企画していた東京の旅行代理店「マックスエアサービス」がチケットが手元に届いていないことから、全試合の企画を中止する決定を発表した。
ツアーを申し込んでいたのは1200人。同社は全額払い戻す、といっているようだが、それでは参加者の腹の虫は納まらないだろう。
この日のためにお金を貯め、会社の仕事のスケジュールを調整しながら休みを取っている。一般の旅行が中止になるのとは訳が違う。後日、改めて開催することなどできない。それこそ、損害賠償請求したくなる。
同社の旅行約款には会社側が旅行前に契約を解除する事項として、
天災地変、戦乱、暴動、運送・宿泊機関等の旅行サービス提供の中止、官公署の命令その他の当社の関与し得ない事由が生じた場合において、契約書面に記載した旅行日程に従った旅行の安全かつ円滑な実施が不可能となり、又は不可能となるおそれが極めて大きいとき。
と、ある。
今回、中止決定した理由はチケット入手先である中国の旅行代理店「中国国際体育旅遊公司」からチケットが届いていないことが最大の原因である。
それでなくても対中感情はよくないのに、また「中国が日本人を騙した」というイメージを増殖させる結果となる。
フランス大会でもチケット問題は起こった。最終的には杜撰な管理が改善されていないFIFAに問題があるかもしれないが、中国ルートでチケット入手はリスクが多いことを後世の教訓としよう。
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