ホリエモンの天敵でもある三木谷ご用達の店で遅くまで食事していたので、帰宅がおそくなり、ホリエモン家宅捜査事件にすっかり乗り遅れた。
ライブドアオートの自社コマーシャルに自らが回転しながら、開店を告知したり、ユニットを組んでCDを発売したり、自らが急速に広告塔となりはじめたころから、一種の異変を感じていた。
これが最後の悪あがきだったのだろうか。
昨年12月、マンションデベのダイナシティーといういわくつきの会社の筆頭株主になり、、裏社会と手を組むことになったあたりからライブドアの末期症状を感じさせていた。
東京地検特捜部は株価をつり上げる目的で企業買収をめぐって不正な株取引をしたり、売上高を水増しした決算を公表するなどした、として証券取引法違反(偽計取引と風説の流布)の疑いで、東京都港区の六本木ヒルズにあるライブドア本社やホリエモンの自宅マンションなどを家宅捜索した。
無名の会社が近鉄球団の買収に名乗りを挙げるやいなや、フジテレビの買収、衆院選出馬、と世間を騒がせ、ライブドアの知名度を一躍高めることになった。
IT時代の寵児ともてはやされたホリエモンに、戦後の昭和23年東大法学部の学生だった山崎晃嗣が興した「光クラブ」事件がオーバーラップする。
事件のあらましは、東大生の信用を武器に月1割3分の利子で大衆から資金を集め、それを高利で中小企業者に融資。数千万円の資金を動かし、8人の愛人を持ち、銀座に事務所を構える。
しかし、京橋署の捜査(ヤミ金融容疑)を契機に信用失墜、取り付き騒ぎが起こす。昭和24年11月25日 山崎は、出資者に追い詰められ、多くの手記を残し服毒自殺する、というもので小説の題材にもなっている。
このままライブドアは消滅して行くのか?
ライブドア、というか一連のIT企業なんてたいした実態もなく株価ばかりが異常なほど高い。赤字企業でも上場させるマザーズなどの証券市場にも責任の一端はある。
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