トリノ五輪出場の選考試合となる、ワールドカップ第3戦で予選敗退した里谷多英をヘッドコーチがオリンピック代表に推薦した。
女子モーグルの選手層の薄さが改めて浮き彫りになった。
里谷にとっては去年の泥酔事件の汚名返上のためにも、貴重な選考試合だったが、前日の練習中に着地に失敗して顔面を強打する最悪のコンディションで、結果を出すことができなかった。
しかし、全日本スキー連盟としては、最初から里谷と上村の2枚看板でトリノへ臨むことは、既定路線だったことが明らかになった。
2大会連続でメダルを獲得しているわけだから、予選落ちはしたものの、日本の女子モーグル界を背負う第一人者であることには違いない。
その次の選手といったら畑中みゆき(30)とジュニアの伊藤みき(滋賀・近江兄弟社高)で、ワールドカップでは17位~29位といったレベル。
女子フィギュアと違って、選手層の薄いモーグルでは、予選落ちしても里谷に代表を託すしかない台所事情があるようだ。
よくよく、考えると来月にはオリンピックが開幕する。
まだ、最終決定が出ていない、というのも遅すぎる。
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