筋肉キャラがかぶる、なかやまきんにくんの仕事が激減しただけでなく、吉本興業の芸人の仕事がレイザーラモンHGに集中した1年だった。
今年の初めごろは、まだなかやまきんにくんのサブ的な立場でイロモノとして扱われていたのだが、あれよあれよ、と言う間に「フォ~」が流行語にもなるほど、今年の顔になってしまった。
圧巻は細木数子の番組で、細木からどんなに罵倒されようと細木の前で腰を振り続けたことだ。あの根性は見直した。
だが、アメリカのハードゲイを彷彿とさせるあの衣装と腰フリは未だに好きにならない。あの芸風はやがては飽きられるはず。そもそもあの格好で真冬は寒い。本人は夏のほうが通気性もなく蒸し風呂状態で悲惨だ、といっていたが。
レイザーラモンHGをモデルにした、玩具「黒ひゲイ危機一発」を発売したトミーに対して、同性愛者など性的少数者の教職員でつくる「セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク」が、同性愛者差別を助長するとして、発売中止を申し入れたようだ。
トミーは販売を中止する気はまるでない。そりゃそうだ。少数派のたわごとぐらいにしか構えていないからだろう。
世の中から差別自体がなくなるわけないし、この玩具が差別を助長すると誰も考えたりはしない。
ちょっと前、童話のチビ黒サンボが黒人差別になるという理由で発禁になったが、記憶が正しければ解禁になったようなことを読んだ気がする。
つまり誰も差別意識なんか持っていないのに問題にすることで、新たな差別を生み出す構図を作っているだけのような気がするのだが。
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