ヒューザー小嶋の国会証人喚問をすべきかどうかを朝ズバが衆議院議員479人に緊急アンケートを行った。2日間で190通の回答があった。
それによると証人喚問はすべきという回答が167人、すべきでないというのは10人、その他が13人だった。
画面下にはアンケートに回答した代議士名がテロップで流れた。
自民党員でも大多数が証人喚問に賛成している。本心なのかテレビ映りを気にしているのか、それは分からないが、普通のバランス感覚は持っている、ということだろう。
東西随一のスタンドプレイヤーである自民党平沢勝栄は元警察官僚らしく「すでに強制捜査が行われているので当局の手で全容は解明されるだろうが、その前に新たな事実が明らかになる可能性があるのでメリットがある」と答えている。
自民・公明は結局、1月下旬に証人喚問する方針を固めたようだが、ここで問題になるのが、議員の質問の仕方だ。
先の証人喚問では新たな事実は、民主党の馬渕代議士が総研の鉄筋量を減らせと指示したメモを出して内河所長を慌てさせたぐらい。質問する側も核心をつく想定問答集を徹底的に練って臨んでほしいものだ。
自民党・伊藤公介代議士の不可解な動きも新たな事実が分った。
伊藤代議士から大手ゼネコンの大成建設に自ら電話して「集合住宅の一般的なレクチャーを受けたい」と電話。11月10日、ヒューザー小嶋社長を連れて大成建設を訪問している。
その場で千葉のセントレジアス船橋の免震化が可能かどうか相談している。
伊藤代議士がヒューザーの偽装を知っていて大成建設や国交省を仲介したかどうかも焦点となる。
手に持っている皿を落として割った。それが故意なのか偶然なのか立証することは極めて難しい。
「知らなかった」と答えるのは火を見るより明らかだ。
そういう答え方にならない質問をしなければ、知らなかったで終わってしまう。
ヒューザー小嶋の場合は偽装があったことを知った後もマンションを販売しているので宅建法違反や詐欺罪が適用される。
このアンケート自体がきっこの日記がブロガーの協力でTBSを動かして実施されたものだ。民主党とブロガーが連動して想定問答集を作るのも一つの手だ。それだけに当事者同士しか知りえない事実をいかに収集して行くかだ。
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