あえていうなら、広島・カープファンだ。
近鉄の黄金期やオリックスの阪神大震災後の優勝を導いた仰木彬・元監督が逝去した話をエントリーするつもりはなかったが、今朝のラジオを聴いていて書かずにはいられなくなった。
仰木氏は自身の病態と余命を知ったいた。
丁度、1年前の12月、野球殿堂入りを祝うパーティーには、仰木氏と少しでもかかわりのあった人を自腹を切って全員招待した、という。それはそれは盛大なものだった。門下生のイチローや野茂が出席したことはいうまでもない。
席上、イチローは「僕の唯一の師と呼べる人。監督なしでは今の僕はない」と祝辞を贈っている。
残された命。それを生前葬にするためだった、という。
イチローが今あるのも仰木氏がコーチがフォームを矯正しようとするのを止めさせたためでもある。野茂もしかり。個性を伸ばすことに主眼を置いた。それはコーチとしての長い下積みに裏打ちされた結論でもあった。
仰木氏の遺言は生前葬をあれだけ派手にやったのだから、葬式はやるな、ということのようだった。それで近親者による密葬が行われたようだ。
病気を押してオリックス・バファローズのために清原獲得に仰木氏は動いた。
清原に男気が残っているとすれば、オリックス・バファローズに入団するしかない。その前に仰木氏が生きているときに契約するのがドラマだったのだが。
清原と仰木氏に師弟関係はないが、香典代わりに清原の入団は決まったように思える。
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