はっきりいってこれほどスピード解決するとは思わなかった。
新聞報道では刻一刻と犯人を追い詰めているような報道が見られたが、事件発生から1週間余りでの犯人逮捕は、広島県警のお手柄、といえよう。
学生時代に住んでいた矢野。JR広島駅へ行くのに矢野駅を利用していた。駅の近辺で起こった事件だけに、“地元”意識でこの殺人事件を見ていた。
犯人は出稼ぎで日本に来ている日系ペルー人の男だった。犯行目的はいたずら、とみられている。本国には妻子がいる。こうした事件はオタ系のドク男の独壇場だったのに。
自動車工場などで働いていたようだが、無断欠勤や同僚とのケンカが多かったため、人材派遣会社を10月にクビになり、会社が借りていた部屋を出て、11月1日から借りたばかりだったのが、犯人のアパートだった。
広島県警は少女が入れられていたガスコンロの段ボール箱に徹底的にこだわった。自分が矢野に住んでいたときはまだあの一帯はまだプロパンガスだった。今は都市ガスになりプロパンを使う家庭は限られており、絞込みやすかったようだ。
さらに箱の中に残っていたチョコレートの包み紙や、テープなどの遺留品が近くのコンビニなどで販売されていたことから、犯人がかなり近い場所で生活していることを突き止めていた。
犯人が逮捕されたから新聞報道されたのだろうが、犯人が少女に話しかけているところを目撃されていた。外人だから目立つ。ということはかなり早い時期(といっても逮捕されるまでに1週間だからそれでも十分早いのだが)から犯人はマークされていたものと思われる。
少女の通学路に住んでいた犯人。次の仕事も決まらず、祖国への送金もままならない。そんなムシャクシャした気持ちが、いたずら目的へスイッチ。2階の部屋から虎視眈々とチャンスを狙っていて、その日が来た、というところか。
犯行から死体遺棄までの時間も早かったけど、広島県警のお手柄で逮捕も早かった。
四十九日までに犯人逮捕はせめてもの救いだ。
追記
広島県警だけでなくテレ朝もマークしているではないか。逮捕前に自宅へ上がりこみ取材している。コンロを買ったとされる量販店では外国人が多い、ということを聞きつけ、周辺で外国人を探していたら、ぶちあたったようだ。
コンロは友達からもらったもので、箱は元々なかった、と言い出したので犯人だと直感したようだ。
で、気になるのが最初に犯人に目星をつけたのは警察か、テレ朝か、ということ。テレ朝の手柄だったらタイトルを悪い意味に変えなければならない。
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