思わず「不平等条約」という言葉が浮かんだ。
戦争に負けたわけでもないのに、川崎重工などの日本企業が受注した中国新幹線にはそんな後味の悪さが残る。契約額は1000億程度だが、この契約内容が酷い。なぜ、こんな条件でわざわざ契約を結ぶのかが、理解できない。
受注したのは1両編成8両を40~60編成だが、このうち重要部分だけを日本から輸出し、残りの大半は中国で製造。しかも部品は7割以上が現地調達を課せられている。
この受注金額は対中国のODAを原資とする。つまり金も日本が提供するのだ。
悪条件はまだまだ続く。
08年からは100%中国で製造できるように技術もただでよこせ。万一、列車事故が起きた場合は、損害賠償を日本に求めてくる、というのだから開いた口が塞がらない。
ポカ~ン。
これを不平等条約と言わずしてなんという。
さらに、中国が技術を完全にコピーできた暁には第三国への輸出を認め、事故が起こった場合は連帯保証せよ、ときたもんだ。
世界最高水準の新幹線のノウハウをただで買ってやる、という態度だ。
春先までは反日運動で日本排除の大規模デモを容認しながら、優れた技術をただで盗むためには手のひらを返す。これが中国の正体だ。
同じく、受注したドイツ・シーメンスの地元メディアも不利な契約の疑いがある、と報道している。
こんな国とどうやって仲良くやれというのだ。
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