ウィルコムの定額無料通話が好調だ。8月の出荷も14万9000台。これは対前年比で412.9%という驚異的な伸び。ウィルコム同士なら月額2900円で音声通話とメールが無料、という格安プランがようやく浸透してきた表れだろう。
8月の契約数は以下の通り。
ドコモ49,779,300人、au20,538,600人、ボーダフォン14,988,200人、tu-ka3,526,200人、ウィルコム3,366,900人。この中で純減が著しいのはボーダフォンだけ。
来年実施されるナンバーポタビリティーで、ある調査によると、手数料が1000円以下の場合、ボーダフォンユーザーの72%、ツーカーユーザーの63%、ドコモユーザーの55%、auユーザーの50%が他のキャリアへの乗換えを希望している。
乗り換え希望先のトップはau。この結果、ドコモとauのシェア率は40%対41%、と逆転現象が予測されている。
ユーザーの不満がダントツのボーダフォンはLOVE定額なんて姑息な定額制度でボーダ離れを食い止めようとしている。
一方のガリバードコモもついに動き出した。11月から携帯電話をトランシーバーのように使える「プッシュ・ツー・トーク」(PTT)サービスを開始する。
これ、電話からすると非常に面倒くさい。
いちいちボタンを押して一方通行の会話しかできない。法人ユーザーを想定して、これで音声通話を安くする狙いなのかもしれないが、現実的ではない。
法人ユーザーを想定するならウィルコムのほうが安くて断然便利だ。
災害時にも通話できる可能性が高いらしいが、相手が持っていなければそれまでだ。
ドコモはかつて、ケータイとPHSを合体したドッチーモを発売したが、その二の舞になりそうな予感がする。
今は一番人気のauもPTT方式導入のようだが、これで安心したのはウィルコムか。
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