尾道市内の中学校教師2人がパキスタン~アフガニスタンへ旅行に行ったっきり消息不明になっていた事件で、邦人と見られる2人の遺体が発見され、身元を確認していたが、日本から取り寄せた2人の歯型で本人であることが確認された。
最初に行方不明の一報を聞いたときは、てっきり不倫旅行だと思った。男性教師は44歳、女性教師は30歳、という年齢から想像したのだが、2人とも独身だった。
夏休みに海外旅行で出かける場合は学校へ報告義務があり、女性教師はちゃんと行き先を書いて書類を提出していたようだが、男性教師は提出していなかった。いくら独身同士とはいえ、2人で海外へ出かけると学校側からも色眼鏡で見られるので、片方は提出しなかったのだろうが、そんな後ろめたさが、こんな悲劇を生んでしまった。
アフガニスタンは外務省が渡航延期を促す危険地域である。学校側もよくこんな危険地帯へ旅行することを許可したものだ。今回は最悪の事態になったが、テロや誘拐が日常茶飯事に起きている地域である。
彼らは危険なアフガンに何を求めていたのだろう。バーミヤン遺跡を観光気分で見に行こうとしていたのか。それぐらいしか思いつかない。
他人に迷惑をかけないことを教えるのも教師の役目。あっさりと遺体で発見され、誘拐などで事件を長引かせることはなかったにせよ、各方面に迷惑をかけたことは事実だ。
自ら望んで危険地帯へ入り込んだのだから同情する気にはなれない。
ただ、手は合わせよう。
合掌
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