サンジャポが通常プログラムをぶっ飛ばして次世紀ファーム研究所の堀洋八郎代表にレギュラー人が疑惑の嵐をぶつけた。
新聞で新興宗教で少女が死んだ、という見出しだけの知識しかなかったので、この番組で事件の概要が分かった。
宗教法人の教祖であり、健康補助食品「真光元(まこも)」の販売を手がけるのがこの堀代表。18年掛けて血液中の悪玉菌を消す「光合堀菌」なるものを完成させて、10年前から販売しているのがこの「真光元」なる粉末だ。原材料はひめがま。そこらに生えているがまの穂。
これを料理などに振りかけて食べる。それにより、体内の酸化物を外に出すので、結果的に癌が消え、エイズや糖尿病にも効果がある、という。しかも飲んで8時間で毒素が消えるらしい。
問題は糖尿病の12歳の少女が母親に連れれて研究所を訪れたが、3日後に死亡したもの。糖尿病が治ると信じた母親が「真光元」にすがった結末である。
デーブ・スペクターは「騙しやすい人を探すために各地を回っている」と追求する。
テリー伊藤は「宗教セミナーで洗脳してから販売するのでたちが悪い。今日から売るのを止めた方がいい」と切り捨てる。
これに対して堀代表は「健康補助食品なので治るとはいっていない。がん細胞が消えるので再発しない」と切り返すが、出演者はそんな詭弁は納得しない。
ちなみに「真光元」は150gで8万3000円。
同じ成分のものが中国では400円で売られている、と突っ込まれると
「同じ成分ではないので、比較にはならない。しかもこの量は10カ月分なので決して高くない」と逃げる。
堀代表とsexすればエイズが治る、一緒の部屋に寝たら病気が治るなどと各地で言いまわっていたようだが、これに対しては「雰囲気を和らげるためのジョーク」と嘘を認めてしまった。
さらに日本薬草学界推薦というパッケージの印刷に対しても、八代弁護士が「推薦はされていない」と追求。
証拠の推薦状を持参してきたが、推薦文には「真光元」も文字はなく、原材料に姫がまに対するものであることがバレたり、とボロが出る始末。
末期症状の癌などに侵された家族などはこういうものが効くとなれば、藁にもすがる思いで、高くても買ってしまうものだ。
実際に効いた、という人のデータを出せといわれて、次は連れてきたい、というが、これ以上被害者を増やさないためには、少女の死を突破口に警察が詐欺罪で捜査するしかない。
追記
医師の立場で西川女医が出演していたが、「インスリンを打っていれば助かっていた」程度で医学的に論破できない力不足を感じた。2年間替えない風呂水の中に大腸菌がたくさん発見されている件でも堀代表にペーハー値を出され反論できず。
それよりも少女の件で「糖尿病には効かなかったんですね」と迫られ「結果的には効かなかった」言質を取った飯島愛の方が光っていた。
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