今から2~3年ほど前のことになる。
千代大海をモデルにしたパチスロ「灼熱牙王」が発表展示会の席上で、急きょ発売中止会見となる大ハプニングが起こった。カタログに印刷されていたコピーに対して警察からクレームが入ったことが発売中止の理由だったように記憶している。
その時のフィールズ・山本英俊社長のコメントが奮っていた。
「灼熱牙王は販売前に燃え尽きました」
開発費だけでも数億円はかかる。大損害だ。ギリギリの決断。無念の悔しさの中でこんな余裕とも取れる発言ができることが、山本社長の真骨頂だろう。
千代大海をキャラクターに選んだ理由は単純明快だ。
山本社長は千代大海の親方である千代の富士とは現役時代から付き合いがある。同い年のタニマチということもあり、2人だけで温泉に旅行へ行ったりする仲だ。
九重部屋で一番の出世頭が千代大海。その結果選ばれただけだ。そんなに深い思い入れもなかったことだろう。
横綱に一番近い大関といわれながら、「灼熱牙王」がこけて以来、千代大海はまったく芽が出ない。
綱取り結婚を宣言していた、タレントの川村ひかるとの破局も明らかになった。
千代大海29歳。力士生命もあと数年。綱取りも完全にギブアップ。こんな男と結婚したところで相撲部屋の女将か、ちゃんこ屋の女将。先が見えていることほどつまらないことはない。
「灼熱牙王」が燃え尽きた時点で千代大海も終わっていたのだ。
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