北朝鮮がミサイル発射や核実験をするたびに総連離れが進んでいることを事あるごとに書いてきた。
在日米軍基地を狙ったともいわれている4発のミサイル発射実験では、北朝鮮は日本に住んでいる朝鮮人同胞のことを見捨てた、と捉える人も少なくなかった。
総連幹部でも正恩体制になってからの共和国のやり方にはついて行けない、と不満を持っていてもそれが話せるのは、本当に信頼のおける極々仲間内だけのことだったが、25日付の産経新聞が一面トップで総連タブーに突っ込んだ。
無名のブログで書くのとはわけが違う。
総連首脳が正恩を批判するというのだから、総連関係者の間ではこの記事が話題になっている、という。
ま、それが普通の感覚。総連首脳の考えは正しい。
「共和国の指示で総連が動かなくてもいいんじゃないか、という空気が漂っています。総連幹部の中には正日に会ったこともない人もいます。ましてや正恩は総連トップですら未だに面会もできない」(総連関係者)
何をしでかすかさっぱり見当もつかない正恩は、アメリカに振り向いてもらうためにICBMの開発のことしか眼中にない。日本政府の懸案事項の拉致問題は、それは何のことですか状態。
「正恩は身内の叔父も殺すぐらいの奴。拉致問題は最初からなかったこととして、全員が殺されるんじゃないでしょうか?」と危惧する。
総連首脳が正恩批判をすることなど、数年前までなら考えられなかったことだ。
総連崩壊も間近か?